「ボランティア」皆さんのイメージは、どんな感じでしょう?
無償、学生、高齢者、災害、緊急。。。
どれもその通りであり、違う視点もあります。
NPOの組織運営に関わってきて、一番のボランティアは、理事の皆さんだと思います。
理事に就任していただく時点で、総会による選任の承認決議、その後就任承諾書の作成をするのですが、過去に一定の犯罪歴がないか、などなど、所轄の警察のデータと照合してもいいという怖い書面に署名又は記名捺印をします。
めでたく理事に就任すると、その団体の予算執行、事業計画の進行管理、あらゆることに責任を負うことになります。
役員報酬規定によって、総会で定められた上限を限度に役員報酬を受け取ることは可能ですが、潤沢な資金がなければ、難しい団体がほとんどでしょう。
無償、もしくは場合によっては、持ち出しも覚悟でなぜ関わるのか。
活動への共感、団体の行く末まで責任を負う覚悟、自分の持つリソースをこの団体に提供できる、などなど
名誉職として、肩書きとして、などという理由はほとんどないと思います。
理事会への出席はもちろんのこと、寄付集め、会員集めへの協力、団体の広告塔といっても過言ではありません。
なかには、そんなつもりではなかったと、離れて行く場面にも出くわします。
最初のコミットについて、ご自身の中での消化ができていないケースがほとんどです。
なぜそこまでしても引き受けるのか。
それは社会を変えたいからではないでしょうか?
その強い思いなしに、安易な引受はオススメしていません。
虹色のたねでは、組織設立の段階での役員構成のご相談にもアドバイスさせていただいています。